南米ベネズエラとガイアナの首脳は14日、石油資源が豊富な後者の地域を巡る論争で、互いに対して武力を行使しない方針を明らかにしました。その上で、合同委員会を創設し、領土問題の解決に当たることで合意しました。
ただ当該の「エセキボ地域」に対する両国の立ち位置は首脳同士の会合後も完全に対立したままとなっています。会合はカリブ海の島国セントビンセント・グレナディーンで、1日かけて開催されました。
会合の締めくくりに出された共同宣言では、論争は国際司法裁判所によって解決されるべきとするガイアナの見解と、論争に対する同裁判所の管轄権を認めないとするベネズエラの立場がどちらも支持されました。